塾長雑感 · 11日 5月 2023
 唐突ですが、次に引用するのは(「青空文庫」より)とある小説の冒頭部分、主人公が大学進学の ため郷里の熊本から東京に向かう列車の中で、「髭(ひげ)の男」と出会い、会話を交わす場面です。 少し長いですが、日本近代文学を代表する名文を味わってみてください。 (引用開始)...
めくるめく辞書の世界 · 18日 4月 2023
 中2の一学期に習う文法(国語)の一つに「副詞」があります。  試験に出る機会はあまりなく、品詞としては地味なほうなので、使用頻度はそう高くない印象を 受けますが、実は膨大な数の単語がふくまれています。  たとえば日本語の大きな特徴でもあるオノマトペ(擬声語・擬態語)はすべて副詞ですから、...
読書のすゝめ · 09日 4月 2023
 当教室では、高校入試に出た小説を中心に、「英進ライブラリー」として閲覧・貸し出し可能に しています。  そこに、最近二冊の新作が加わりました。  通常、全国の公立高校入試問題の多くは、「小説」と「論説文」が1つずつふくまれています。  その年ごとに、特に「小説」には文部科学省からの「推薦図書」でもあるのか、同一作品が複数の...
めくるめく辞書の世界 · 06日 4月 2023
 プリン好きの生徒が、どんなプリンをどう食べるのが美味しいのかを熱弁していたので思い出しました。  新明解国語辞典(三省堂)は、以前紹介したように厳密でシャープな語釈で知られる一方、 食品については「鴨:肉はうまい」「あきあじ:美味」など、思わず「それってあなたの感想(略)」と...
塾のあれこれ · 04日 4月 2023
 2021年度からの新しい学習指導要領に基づき、教科書が新しくなっています。  あまり表立って問題視されていませんが、実はどの教科も(ひそかに)かなり難しくなっています。  たとえば英語では、 ① 必修単語数が約2倍。(旧課程:1,200語 → 新課程:小・中合わせて2,500語)...
めくるめく辞書の世界 · 01日 7月 2022
 国語辞典には、「大型」「中型」「小型」というカテゴリーがあります。...
 作文を上達させるもっとも基礎的な力は、「正しい文が書けること」です。  自分の言いたいことを正確に表現できる文が書けるようになれば、文章を書くことへの抵抗感がなくなり、作文力は一気に向上します。  そして、文の誤りを敏感に見抜いてそれを正しく直すテクニックは、練習によって身につけることができるのです。...
めくるめく辞書の世界 · 18日 1月 2022
 国語辞典はどれも同じ、と思ってはいませんか。  実は、書店に並ぶたくさんの国語辞典には、それぞれにはっきりした編集方針があって、とてもにぎやかな世界を形作っているのです。...